どうも、将棋ウォーズでちょっと負け続きな(@daiouoka)です。
さて、
『徒然草』第七十八段でyoutuberやプロブロガーが批判されていた件について - daiouokaの徒然日記
以前に引き続き『徒然草』を読もうと思います。
負けないぞ(`・ω・´)
双六の名人と呼ばれている人に、その必勝法を聞いてみたところ、「勝ちたいと思って打ってはいけない。負けてはならぬと思って打つのだ。どんな打ち方をしたら、たちまち負けてしまうかを予測し、その手は打たずに、たとえ一マスでも負けるのが遅くなるような手を使うのがよい」と答えた。
その道を極めた人の言うことであって、研究者や政治家の生業にも通じる。
なるほど。たしかに負けなかったら勝負に勝てますね。僕は将棋を指していますが、いつも「こうすれば勝てる。この手を指せば勝つ。」と考えています。始めは「どっちも同じ意味だろ」と考えていたのですが、
たとえ一マスでも負けるのが遅くなるような手を使うのがよい」
この一文をよーく考えて読むと「そうか。その通りだな」と納得しました。
悪手を指して負ける
将棋ではたった一手で形成が逆転することは珍しいことではありません。優勢な局面でも一手間違った手を指してしまって負けることもあります。その一手が起死回生の指し手のときもありますし、相手の悪手のときもあります。
この悪手が非常にやっかいなんです。「悪手を指してしまった」ということが精神的動揺を誘ってしまい再び悪手を指してしまう。ということがあるのです。
『徒然草』の文には「一マス」と書かれていますが将棋では「一手」となりますが、一手でも負けるのを遅くすれば相手がミスをしてこちらが有利になるかもしれません。自分は負けを読んでるけど相手は勝ちを読んでいないかもしれない。諦めるのはまだ早いかもしれない。
「相手の失敗待ちなんて格好悪いw」と思う方もいるかもしれませんが、相手の失敗無しで勝つなんて相手が自分の3つぐらいレベルが低いときぐらいだと思います。逆に言うと2つぐらいレベルが高くても相手のミスで勝てる可能性はあります。
今回のことは肝に銘じておきます。