女性は思想が低く、独立心がなく、意志も薄弱で見識が乏しい。男性が性欲を暴露しても制裁する力もない。
そして、日本の女性は宗教的にも儀式的にも圧制されたことはない。むしろ日本の女性は大いに自由であると言える。欧米の女性が幸福で日本の女性が不幸ということはありません。未だかつて風俗や宗教の圧制で傷つけられたこともない。
戦前から言われている
と「婦人画報」の創刊号(1905年)に書いてありました。
タイトルを含めて僕が日頃から思っていることではありません。勘違いしないように。
なぜ婦人画報の創刊号のことを書いたかというと、今「dマガジン」(現在は終了)で配信中の各誌創刊号が期間限定で読めるキャンペーンを行っているのです(8/31まで)。「週刊東洋経済」って1895年に創刊されたんですね。当時の広告もそのまま掲載されていて読んでいて非常に面白かったです。
明治期はまだこんなことを書いても「そらそうよ」という反応だったのでしょうか? 今だったら炎上必至ですね(;☉_☉) ちなみに「日本女性は圧制されたことは~」を主張しているのは元総理大臣の大隈重信。「日本が悪習慣に~」を主張しているのは 日本女子大学の創設者成瀬仁蔵です。
戦後になってもずっとこういう考えだろうから、当時の女性はかなり生きづらかったでしょうね。そして100年以上経った現在もこういう考えの人がいるから恐ろしい。
女ってだけで見識が乏しいとか独立心がないとか、そんなことはありませんよね。
2016年7月25日投稿エントリーを加筆修正したもの