どうも、(@daiouoka)です。今週もよろしくお願いします。金曜日はお題自由の日です。
今回は『ラジエーションハウス』2巻の感想(レビュー)です。2巻は1巻にちょこっと出てきた親子がメインです。なお今回のエントリーでは前半部分の「1/50の少年」をメインに書きます。
前→ラジエーションハウス1巻感想~見えないものを写し患者を救え! - 競馬と漫画と将棋が三大栄養素
ただの成長痛にMRIを強く推奨するワケ
膝の痛みを訴える健太郎君。レントゲンを撮っての診断は「ただの成長痛」とのこと。
その後、健太郎君と少し会話する五十嵐。「おばあちゃんが脳腫瘍で亡くなった。」という言葉にピンときた五十嵐は強くMRI検査を受けることを勧めます。その理由とは?
li-fraumeni(リ・フラウメニ)症候群の家系
検査結果はなんと「骨肉腫」! 骨肉腫:[国立がん研究センター 小児がん情報サービス]
なぜ五十嵐が分かったかというと、li-fraumeni(リ・フラウメニ)症候群の疑いを持ったから。リ・フラウメニ)症候群って初めて知ったのですが、医療関係者にとっては知ってて当然の知識なんでしょうか?
難病情報センター | その他分野 リ・フラウメニ(Li-Fraumeni)症候群とその類縁症候群(平成23年度)
4.その他の遺伝性腫瘍|遺伝性がん診療科|独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター
この遺伝子を持っている人は希少なようです。
ある意味印象に残ったのは軒下さんのこのセリフ。
ラジエーションハウス2巻から引用。
これです。いやほんとめっちゃ重要なことだと思いました!
1巻では広瀬がマンモグラフィを撮るとき痛がる患者に遠慮してしまいきちんと撮影できてなかった描写がありましたよね。まぁこれはマンガなのでああいうふうに描いたのでしょうけど、現実であんな遠慮されて誤診断されたら……… ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
よく取り上げられる医者って「手術の名医」が多いと感じます。しかし、きちんと原因を特定されてこそ名医の出番が回ってくるってもんです。「問題ないです」と誤診断されたら名医の出番なし。病魔を発見してくれる名放射線技師と名放射線科医がいる病院を選んで行きたいですね。
後半では健太郎の母親メイン。こちらは3巻にも続いてるので次回3巻感想で書きます。
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最後の作者ページ(おまけ)には1巻表紙の小ネタ解説が描かれてました。
3巻感想→後日更新。